タンクバッグ、サイドパニア、トップケース。家で何度も積み直した。持っていくものリストは増え続け、結局「念のため」が増殖した初ソロツーリングだった。Tiger 900 Rally Proの積載能力を信じきれず、過剰装備に走った。
荷物は不安の塊だった。走ると、必要なものだけが残った。
初日の夜、星空の下でカップ麺をすすった。身体は重いのに、胸は軽い。二日目には「使わなかったものリスト」が頭に浮かび始めた。失敗込みの初挑戦こそが、次の旅を上手くする——それが長距離ツーリングの醍醐味だと知った。
カテゴリー: プレミアムツーリング